訪問看護ステーション かえるの家 (取材掲載)


私達と一緒に田舎で働きませんか?
ご利用者様にそっと寄り添い働く訪問看護はとてもやりがいのあるお仕事です。

 
訪問看護ステーションかえるの家ではたらく

訪問看護ステーションかえるの家のスタッフ、後藤亜利沙さん・後藤真也さん・市川志穂さん
現在は3人で訪問を行っています。小さなスタッフは後藤夫妻の娘さんです。

 
ゆうき
訪問看護ステーションかえるの家開所1周年おめでとうございます!!
亜利沙さん

ありがとうございます。利用者さんがきてくれて、ホッとしています。

ゆうき
つくラッセルの3階に事務所があって、いつも訪問後に階段のぼるの大変だろうな~って勝手に「ファイト!」って応援してます~。そもそも、介護の道に進んだきっかけは何かありますか?
亜利沙さん
母が車椅子生活をしていて、昔から福祉や介護が当たり前のようにあり、自然と看護の道を歩むようになりました。
ゆうき
どうして豊田市旭地区で開所されたんでしょう?
亜利沙さん
今住んでいる豊田市伊熊町は私のおばあちゃんの地元なんです。おばあちゃんの介護をしたいと思って2020年に孫ターンしました。

亜利沙さんお手製のイラスト
(きく結びNews2022年2月号より抜粋)

ゆうき
訪問看護ステーションを山間地域でやろうと思ったきっかけはおばあちゃんなんですね。
亜利沙さん
夫婦ともに看護師をしていて、ずっと田舎でのびのび暮らしながら患者様と関わりたいと思ってきました。総合病院、ホスピス、訪問看護と経験する中で、「家に帰りたい」とおっしゃっていたがんの患者様が家に帰ってから亡くなり、その後ご家族の方から本人が家に帰れたことをとても喜んでいたことを伺いました。その経験からより一層、家に帰る選択肢を訪問看護ステーションでつくりたいと思うようになりました。
【私たちが里山で訪問看護を開業した理由】 きく結びNews2022年2月号から抜粋

 町では当たり前のように身近に医療サービスが充実しており安心して生活できる環境がありますが里山では、医療機関や福祉サービスを提供する場も限られています。私の祖母や支える家族を含め、里山の人たちは限界になるまで、自分たちで病気や介護問題等を抱え込んでしまってはいないかと考えました。結果的に限界を超えてからSOSを出すため、長期入院、施設を探すといった経過の流れがあるようです。町中のように当たり前な安心した生活を里山にも届けたい思いで訪問看開業に至りました。

 
ゆうき
訪問看護ステーションかえるの家は株式会社きく結びが運営されていますが、名前の由来は何でしょうか?
亜利沙さん
『菊結び』には長寿の意味があり、思いを“きく”、人と人を“結ぶ”、地域と医療を結んでいくなど、その人らしい『結び』を紡いでいきたいと思っています。 かえるの家のロゴマークの青いカエルは幸せのカエルと言われていて、無事に家に帰るなど人それぞれの『かえる』を実現していく場にしていきたいです。
ゆうき
素敵な想いがこもっています!ロゴ制作はなんと亜利沙さんのオリジナルなんですよね!チラシのイラストもすべて手掛けられているとか。凄い!!!
不定期で配布されているきく結びNews
 
ゆうき
足の爪のケアもされているんですね。
亜利沙さん
看護師の巻き爪専門店を自宅サロン(伊熊町)で行っています。

爪の健康はお身体全体の健康に繋がります。健康的に歩ける!爪のトラブルで歩けなくなるケースも多いです。
看護師の巻き爪専門店の内装
亜利沙さん
ご高齢の方はもちろん、30・40代の若い方も利用してもらっています。
ゆうき
私の友達も利用しているんですが、巻き爪で長年苦しんでいたので、とても喜んでいました!!
亜利沙さん
巻き爪ケアは病院も保険適応外となります。歯の矯正と一緒です。ただ、中には訪問に来て欲しい声もたくさん聞きます。ご高齢で店舗に行けない、家族の送迎が必要になる巻き爪ケアをしたくてもできない方も多いです。
提案しているのは、訪問看護による介護保険または医療保険で肥厚爪などのフットケアを行い、巻き爪に関しては、訪問看護の訪問後に看護師の巻き爪専門店として自費サービスの提供を行っております。もちろん訪問看護でご訪問しているため、訪問費も不要です。
さらに訪問看護でフットケア、病状の管理等もできトータルケアに繋がります♪
ゆうき
爪の健康から日頃の健康管理までサポートしてもらえるのは良いですね。
勝手ながら、看護師さんを見つけるのって難しいイメージがあります。
亜利沙さん
そうですね。私たちも2歳児の子育て中なので、子供同行可能にしています。
それに田舎での若者の仕事になればとも思っています。田舎で自然あふれる環境なので忙しさの中にもゆとりある生活を送れますので、初めての移住の方であっても、私達も移住経験者の為気軽に相談して頂いて大丈夫です!
ゆうき
移住相談まで!?仕事があるなら田舎に住んでみたいという若者世代に教えたいですね!
亜利沙さん
子育て世代も働きやすいよう、1日の就労時間も7時間と短めです。町中の訪問看護とは違い
訪問件数もゆとりを持って設定しています。直行直帰も可能ですし、自由な働き方を目指しています。お気軽にお声掛け下さい。
ゆうき
こんな方が向いているってのはありますか?
亜利沙さん

今まで患者様に対してあれこれしてあげたいと思っていたけど、できなかった人は向いていると思います。やはり民間企業よりも自由度が高いですし、逆に自由な働き方ができるので、それに戸惑わない方だといいかと思います。
 
真也さん
山間地の医療や介護に興味がある人が向いていると思います。都会と比べて訪問件数や移動時間などあらゆることが異なります。
できたら、看護の分野以外でもやりたいことがある方だとなお嬉しいですね。亜利沙(奥様)の場合は巻き爪のケアでした。必ずしも医療行為に関係していなくてもいいと思っています。やりたいことを一緒に実現していきたいです。
ゆうき
ありがとうございます。
それでは最後に、お仕事に対して何を心掛けていることを教えてください!
志穂さん
訪問ではできる限り、利用者さん主体で寄り添えるように心掛けています。
真也さん
山間地域での訪問看護を広めることを使命にやっていきます。豊田市全体でみても訪問看護ステーションの数や若者世代の管理者も少ないと思います。利用されるご本人は施設でもいいとおっしゃるかもしれないけど、その背景には家で安心して過ごすことができるサービスが整っていないからだと思います。
亜利沙さん
山間地域で地道に訪問看護を広めることが実は一番の近道だと思っています。田舎での若者の働く場になるように医療サービスも今後広げていきたいです。
 

1周年を記念して訪問着もリニューアルされました。落ち着いた色合いです。
胸元はかえるの家、袖にはきく結びのロゴマーク。
どちらも亜利沙さんのデザインです♬
ゆうき
かえるの家さんありがとうございました!
この中山間地域で暮らす私たちにとって、山間地域の医療が整うことは安心に繋がります。是非求人情報もご覧ください。
 

基本情報

会社名・事業所名株式会社きく結び・訪問看護ステーションかえるの家
代表者後藤 亜利沙
住所〒444-2843 愛知県豊田市旭八幡町堂山432-3 つくラッセル3階A室
電話番号050-8882-4212
ホームページhttps://www.kikumusubi.co.jp/visit_nursing/
メールアドレスkikumusubi.cat@gmail.com